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生クリーム泡立たないときの復活のコツ!理由や原因は何?

泡立て器とクリーム

ケーキのデコレーションに欠かせない生クリーム。

家庭でも、ケーキ作りに挑戦したことがある人も多いのではないでしょうか?

スポンジも綺麗に焼けたし、フルーツも準備OK!あとは生クリームのみ。

しかし、…あれ?肝心の生クリームが泡立たない!!

ふわっとした軽いクリームではなく、モタッとした液体状から全く変化なし。「どうして~!」

こんな経験がある人って意外と多いんです!

何が原因だったの?泡立たないのにはちゃんと理由があるの?

モッタリした状態から復活する方法はあるの?

意外と失敗が多い生クリーム作り。

今回は、生クリームが泡立たない原因と理由、そして復活させるコツを紹介いたします!

 

 

生クリームが泡立たないとき復活させるコツは?

クリームを泡立てる

 

長時間泡立てていても、なかなか固まる気配のない生クリーム。

このまま諦めて他の料理に使うか、捨てるか…

いやちょっと待って!諦める前に、ぜひ試してほしいことがあります♪

もしかしたら、ちょっとひと工夫でヨレヨレのクリームが固まる可能性があるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

レモン汁を足す

生クリームにレモン汁を数滴加える方法です。

乳製品に含まれるカゼインがレモンの酸と化学反応を起こして、クリームが固まるのを助けてくれるんです。

レモン汁がなければゆずすだちのような柑橘系でも代用できるそうですよ。

レモン汁を入れすぎると、分離する原因となってしまうので注意してくださいね。

時間が無いときや、すぐ泡立てたいときにも使える方法だね!

 

ジャムを加える

パンなどに塗るジャムにも、生クリーム固まらせる効果があるんです。

ジャムに含まれる成分ペクチンが反応することによって、クリームが固まりやすなります。

イチゴやブルーベリー、リンゴなどジャムであればなんでもOK。

量は、生クリーム200ccに対してジャム大さじ2が目安です。

ただ、ちょっと量が多いので、色が濃いジャムを加えてしまうとクリームにも少し色がついてしまいます。

白い生クリームがいい場合は薄い色のジャムを使用するのをオススメいたします。

生クリームにジャムの風味が加わって、それはそれで美味しいかも?♪

 

生クリームが泡立たない理由や原因はコレ!

お菓子作り用の調理器具

 

生クリームの植物性と動物性の違い

私が学生のとき、職場体験で洋菓子店に行ったことがあるのですが、そのときに生クリームについて教えて頂いたことがあります。

  • 泡立てるときに使う生クリームは「植物性」ではなく「動物性」を選ぶこと。
  • 乳脂肪の高いものを選ぶこと。35%以下は

 

この二つを抑えていると、ほぼ失敗することはないそうです。

 

では、「植物性」と「動物性」の違いについて、もっと詳しく見ていきましょう!

  • 植物性・・・牛乳に含まれる乳脂肪ではなく、植物性油脂から作られたもの。生クリームの代替品。泡立ちにくい。
  • 動物性・・・乳脂肪から作られている。乳脂肪分が40%以上含まれているものがより早く泡立ちやすい。

 

生クリームが泡立つ理由は、生クリーム中の脂肪球同士がぶつかり合って繋がり網目構造を作っているから。

乳脂肪が多いものは脂肪球も多く含まれるので、脂肪球同士ぶつかる確率も高くなる→結果、早く泡立つということなんです。

つまり、生クリームがなかなか固まらない原因は、泡立て方や調理器具の問題ではなく、店頭での生クリーム選びから間違っていた可能性があるのです。

植物性の生クリームでも泡立たないわけではありません。泡立つまで時間はかかりますが、分離しにくく安定性があるのでデコレーションの途中でダレにくいそうです。

しかし、味は植物性よりも動物性の方がコクがあって美味しいので、やはり早くて美味しい動物性の生クリームを使用するのをオススメします。

 

生クリームで植物性と動物性の違いや特徴についてはコチラにて詳しく説明しています♪

>> 生クリームで植物性と動物性の見分け方は?違いや特徴を比較!

 

お店で生クリームを選ぶ際のコツ

店頭に行くと数多くの生クリーム商品が陳列されていますが、まずはお値段が気になりますよね。

そりゃあ安い方がいいに決まっていますが、、

上でも紹介したように、生クリームを泡立てる際には少々値段は高くても、動物性(乳脂肪40%以上)の商品を選ぶようにしてください。

植物性でもホイップクリームって書いてあるから、大丈夫じゃないの?

たしかに、生クリームを泡立てたものを「ホイップクリーム」と呼びますが、お店の商品では「クリーム」と「ホイップ」は別物として売られています。

  • クリーム・・・乳脂肪が原料。乳脂肪18%以上のものちょっとお高め。
  • ホイップクリーム・・植物性脂肪が原料。値段はお手頃。

 

違いといっても、原料の違いだけなんですね。

パッケージを見たら、「クリーム」や「ホイップ」と書いてあるのですぐに分かるのですが、裏の成分表を確認するとちゃんと原料が記載されています。

この違いが分かっていると、お料理やお菓子作りの際に使い分けができるので覚えておくと便利です♪

私は、お料理に使うときには植物性。お菓子作りには動物性のクリームを使っています。

 

調理器具にも問題あり?

動物性の生クリームを使っているはずなのに、それでも泡立ちが悪い!なんで!?

その場合は、調理器具や温度に問題がある可能性があります。

生クリームはとてもデリケートなので、少しでも水滴やゴミがついていると失敗の原因になってしまうんです。

他にも、生クリームを泡立てる際に気をつけることがあるので紹介いたします。

  • ボウルや泡立て器などの器具は清潔にし、よく乾かしておく。
  • 使用するボウルは冷蔵庫で冷やしておく。
  • 室温が高い部屋で泡立てない。夏場は特に注意!
  • ボウルが温まるのを防ぐために、素早く泡立てる。

 

クリームを泡立てたいだけなのに、意外と気をつけることが多い!

しかし、それだけ繊細ということなんですよね(^^;)

お菓子作りはちょっとのミスが失敗の原因に繋がるので、ひとつひとつ面倒臭がらずに準備することが必要なんです。

 

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クリームの原料と調理器具の準備さえ理解すれば、きっとこれで泡立たないという失敗はないはずです!

早速、ケーキ作りに挑戦してみませんか?♪

 

まとめ

お菓子の材料

 

今回は、生クリームの泡立たない原因と理由、復活させるコツについて紹介いたしました。

理想の生クリームに仕上げるコツは、

・生クリームの成分をしっかり見る。

・調理器具の準備を怠らない。

おそらく、ここまでの過程をしっかりこなせば失敗はないと思いますが、それでも、固まらない場合はレモン汁やジャムを加えてみてください。

お菓子作りは失敗がつきものです。諦めずに何度も練習して、誰にも負けない美味しいお菓子を作ってくださいね♪

生クリームを泡立てる際には、この記事を参考にして頂けるとうれしいです。

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