クリスマスを過ぎたころになると、街のあちこちに飾られる「門松」。
- 門松って関東、関西で違いがあるの?
- 飾る期間とか場所って決まってる?
- 捨て方が分からない…
お正月が近づいてきたからなんとなく飾っているけど、正直ルールとかはよく分からない…という人も多いと思います。
この記事では、門松の関東、関西の違いや門松を飾る期間、場所、捨て方をご紹介します!
「来年のお正月は門松を飾ろう!」と考えている方はぜひ最後までご覧くださいね!
門松は関東と関西で違いはある?
井の頭自然文化園の門松は、二つの仕立てを用意しました。写真左は関西に多いと言われる「寸胴型」、右は先を尖らせた「そぎ型」。そぎ型は家康が始めたと言われています。とはいえ歌舞伎座含め銀座界隈では寸胴型。一説によると江戸流なのだとも…。 pic.twitter.com/a9w9hx6izq
— 東京ズーネット[公式] (@TokyoZooNet_PR) January 3, 2014
地域や家庭によっても違いますが、実は関東と関西の門松には違いがあります!
関東から関西に引っ越しをした人が門松の違いに驚くこともあるとか…
同じ日本なのに違いがあるなんて面白いですよね!
では、実際の違いを見ていきましょう!
関東
- 真ん中:3本の松を配置
- 周り :若松で囲う
- 下部 :藁で巻く
- 竹 :真横に切る「寸胴」
関西
- 真ん中:3本の松を配置
- 前面 :紅白の葉牡丹
- 後方 :長めの若松を飾る
- 竹 :節のところで切る「そぎ切り」
- 豪華なものだと、南天や熊笹を飾る
門松はいつからいつまで飾っていい?
突然ですが「松の内」という言葉を聞いたことはありますか?
松の内とは、門松や正月飾りを飾っておく間のことを言います。
この松の内も関東と関西で少し違いがあるのです!
そこを詳しく見ていきましょう!
関東 | 関西 | |
飾り始める日 | 12月13日 | 12月13日 |
片付ける日 | 1月7日 | 1月15日 |
松の内でも、29日は「二重苦」といって飾り付ける日としては縁起が良くありません。また31日は「一夜限り」といって、神様を粗末にしていることになります。
12月13日以降の29日、31日を除く日に飾り付けを始めましょう。
最近ではクリスマスを避けて飾られる傾向もあるそうです。
「飾り付けを忘れていた~!」なんてことのないように、早めに準備することをおすすめします!
門松はどこに飾るのがいい?
大安となる本日、 #足立美術館 の玄関に「門松」を設置しました。
当館専属の庭師たちが山から切り出した、孟宗竹や松、梅などを使った、高さ約3メートルにもなる庭師お手製の門松です。
右側には優美な“赤松”を、左側には力強い“黒松”を飾り、葉牡丹や南天、千両などで彩りを添えています。 pic.twitter.com/cfmUmQP3HW— 足立美術館 (@adachimuseum) December 21, 2020
門松を飾る期間は分かりましたが、飾る場所に決まりはあるのでしょうか?
一般的に門松は玄関や門の前に飾ることが多いですよね。
日本では古くから、樹木には神様が宿っていると考えられています。玄関に門松を置くことで、「神様が訪問するときの目印に」という意味が込められています。
では、実際の門松の飾り方を見ていきましょう。
門松の飾り方
- 玄関を正面に見る
- 左側:葉が硬く長いクロマツの『雄松(おまつ)』を置く
- 右側:葉がやわらかく短いアカマツの『雌松(めまつ)』を置く
左右を間違えなければ、あとは簡単ですね♪
門松の捨て方は?
お正月が過ぎ、片付けた門松はどのように処分すればいいのでしょうか?
一般的には神社での「どんど焼き」で焼いてもらう方法がよいとされています。
どんど焼きとは?
お正月飾りをまとめて燃やす行事
門松を飾ろうと考えている場合は、事前に近所の神社のどんど焼きの日程を調べておきましょう。
大きな炎で一気に焼く為、金属やプラスチックなど燃やせない部分は事前に外しておくとスムーズです。
行事が終わった後でも、ほとんどの神社では古くなったお守りやお札などを神様に返す「お焚き上げ」を実施しています。
近所の神社へ電話で問い合わせをしてみましょう。
また、家庭で処分する場合は塩で清めて小さく切ったりして、新聞紙に包んで処分するようにしましょう!
まとめ
日本の古くからの伝統である門松。
そんな門松の関東、関西の違い、飾る期間、方法、処分方法についてご紹介しました。
お正月はまだまだ…と思っているとあっという間に来てしまいます!
12月13日以降の29日、31日を除く日に飾り付けをするので、この記事を読んでくださった方は、ぜひ早めに準備をしてみてくださいね♪
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