スーパーで購入してストックしていた切干大根で何か1品作ろうと手に取ると、茶色に変色している!
これはかなり前に賞味期限切れてしまったのかと思いきや、なんと賞味期限切れでもなく賞味期限前だったんです。
しかも未開封なのに…
- 賞味期限切れじゃないのに切干大根が茶色に変色するのはなぜ?
- 茶色に変色した切干大根はまだ食べられるの?
そんな疑問を解決すべく、切干大根が変色する理由や変色した切干大根を実際に食べてみた実食レポも紹介したいと思います。
目次
切干大根が茶色に変色してる!
賞味期限切れでもないのに、かつ未開封なのに、茶色く変色した切干大根。
他の乾物と同じように保管していたのに、なんで変色してしまったのでしょうか。
そう思ったので賞味期限前にもかかわらず、切干大根が茶色く変色した原因を調べてみました。
賞味期限切れ前で未開封でも保存方法が原因?
賞味期限内にもかかわらず変色した切干大根のその時の保存方法は、買ってきたまんまのパッケージでキッチン上部の天袋に保管していました。
メーカー推奨の保存方法は以下の通りです。
キッチン上の扉付きの吊戸棚に保管していたので直射日光は避けられていましたが、高温多湿…
これをクリアしてなかった…かも。
温度って上の方が暖かいですよね。
しかし、茶色に変色していた切干大根は未開封ということもあり茶色に変色した原因は間違いなく”高温”だな、と確信!
更に確信した理由が他メーカーの保存方法を見てみると、冷蔵庫での保存をおすすめしていました。
私が購入したこの切干大根は春先に買って、暑い真夏をより温度が高くなる吊戸棚の中で過ごしてきたわけです。
参考までに実際に茶色に変色した切干大根はこちら👇
わかりやすいように変色していない切干大根と比較してみると、驚くほど茶色いですよね!
では、切干大根が茶色く変色してしまう原因について調べましたので、次に説明していきます。
切干大根が茶色に変色する理由
切干大根が茶色く変色するのは、切干大根に含まれる成分がメイラード反応を起こすためといわれています。
メイラード反応:一般的に糖分とアミノ酸が過熱により結びつくことで香ばしい味に変化し色も茶褐色になるといわれる化学反応
お肉を焼いた時をを例に取ると、焼いている時に出てくる肉汁が過熱により焦げて茶褐色に変化してきますよね。
これがメイラード反応。
お肉の場合だとこの焦げて鍋にこびり付いた肉汁を煮溶かしてソースにしますよね。
ソースとして使うということは、うま味と香りが増して美味しいからです。
ということは切干大根も同様に、このメイラード反応によりうま味と香りが実はアップしているともいえるのです。
切干大は茶色に変色していても食べられる?
ズバリ、食べれます!
あんなに茶色く変色していても問題ありませんでした。
それでは、もう一度変色した切干大根の画像をどうぞ!
「これ、本当に食べて大丈夫?」ってなるレベルの色ですよね!
試しに一品、実食してみました。
まずは酢の物。
※黒い点は黒ゴマです...
見た目の色はやはり濃いめですが、きれいなままの切干大根よりかは味は濃く香ばしく感じました。
意外に風味が増しておいしい♪
他に味噌汁の具材としてでも煮物でも香ばしさは残りますが美味しく頂けました♪
メイラード反応によってうま味が増しているせいなのか、変色した切干大根の味も私はけっこう好きでした。
いつもの切干大根と同じように食べても大丈夫という、実食レポでした♪
ただ、2点注意したいことがありますので次にまとめてみました。
茶色に変色した切干大根を水で戻すときの注意点
そもそも切干大根って生の大根よりも栄養価がとても高いんです。
生の大根はほとんどが水分なのですが、天日干しすることにより不思議と栄養価がグッと上がります。
水分が抜けることでうま味や栄養が凝縮♪
- カルシウム
- カリウム
- 葉酸
- 鉄
- ビタミンB1
- B2
などが豊富で、さらに食物繊維も取れちゃう優秀な食材へと変化します。
そんな切干大根は調理する際水で戻すのですが、茶色く変色した切干大根を水で戻すと水がめちゃくちゃ茶色になるんです。
写真のように水が茶色くなるので、綺麗になるまで何度も洗ってしまいがちですがちょっと待って!
確かに何度も何度も水で洗うと水の色は落ち着いてくるのですが、大事な栄養も流れてしまいます。
せっかくの栄養を捨ててしまってはもったいないです。
変色した切干大根でも、いつも通りの戻し方にして下さいね。
1、2回水を替え、もみ洗いし汚れを落としたら、それ以上はもう大丈夫!
酢の物やサラダで頂くのであれば、極力少なめの水で戻し栄養の流出を防ぎます。
切干大根の煮物やお味噌汁にするのであればたっぷりの水で戻した水は捨てずに、煮汁として使用しましょう。
変色した切干大根の状態を念のためチェックを!
仮に賞味期限切れ前で未開封だったしても、購入時と様子が違うのであれば開封してまずは切干大根の状態を念のためチェックしてみましょう。
- 香り
- 見た目
開封したときに酸味のある臭いがしたら、湿気を吸って腐敗が進行しています。
また、見た目の変化が変色意外にカビが生えていないかも要チェックです。
未開封と思っていたらちょっと袋が破れていたとか、道の駅で買ったものとかだとビニール袋にテープで止められているだけのものとかありますので、ちょっとした隙間があるんですよね。
酸味のある匂いがしたり、少しでもカビが生えていたら残念ですが廃棄しましょう。
※カビって目で見えているところ以外にも広がっていますから...
ちなみにただ単にメイラード反応により茶色く変色した切干大根の香りは、香ばしいいい匂いがしますよ。
まとめ
変色した切干大根についていろいろ調べていると、中には賞味期限が3年過ぎても食べてますよ!というツワモノもいらっしゃいました。
乾物はもともと保存食なので、カビなど生えない限り食べれるのかもしれませんね。
自己責任にはなりますが、カビのなく怪しいにおいさえしなければ賞味期限切れてしまったとしてもその切干大根私なら食べてしまいそうです。
今回は賞味期限切れではないにもかかわらず、茶色や黒色に変色した切干大根は食べれるのか?調査と実食レポをやってみました。
もし、同じ疑問を持ちこちらの記事を見て頂いたのであれば、捨てずに茶色な切干大根を食べてみて下さいね。
意外と香ばしい風味で悪くないですよ。