ここ数年、大型台風や地震などが多いので防災意識が高まり防災バックを家に用意している方もいるのではないでしょうか?
私も防災バックを枕元にいつも置いています。
そんな防災バックの中身で欠かせないのが食料ですが、その代表的なものの1つに乾パンがあります。
最近ではキャラクターが描かれた可愛いパッケージの乾パンもあったりとバラエティー豊かですよね。
ただ、かなり乾パンって硬いんですよね。。。
なんであんなに硬いんでしょうね…子供の頃私も疑問でした。
今回はその理由についてもご紹介します!
また、非常時に子どもやお年寄りに食べてもらうために柔らかくする方法を知りたい方もいるはず!
そこで今回は乾パンを柔らかくする方法と合わせて柔らかくした乾パンアレンジレシピをご紹介します。
目次
乾パンを柔らかくする方法!
乾パンは実はとても簡単に柔らかくすることができます。
非常時の場合とお家で余った乾パンを消費したい場合の2パターンをご紹介しまね。
非常時の場合
乾パンは常温の水で柔らかくすることができます。
とっても簡単なのでやり方をご紹介しますね。
用意するもの
- ミネラルウォーター 適量
- 乾パン 数個
作り方
- 乾パンの缶などの容器に乾パンと水を入れる
- そのまま柔らかくなるまで10分程度置いておく
- 最後に柔らかくなった乾パンを崩して完成
とっても簡単ですね!
乾パンの缶を使うときは缶のふちで怪我をしないように注意してくださいね。
衛生管理ができる場合のみ、ミネラルウォーターを牛乳にしてもいいですね。
また、火が使えたりお湯が沸かせる状況の場合はお湯に粉ミルクを入れて作ると栄養面もアップするのでおすすめです。
余った乾パンを家で消費したい場合
ローリングストックをする際に賞味期限が近づいて来た非常食はお家で食べるかと思います。
そんな時簡単にレンジを使ってできる柔らかくする方法をご紹介しますね!
用意するもの
- 乾パン15g
- 牛乳150ml
作り方
- 牛乳と乾パンを耐熱容器に入れる
- 600wで1分半加熱
- 最後に柔らかくなった乾パンを崩して完成
常温で柔らかくするよりはるかに時短になりますね。
また、お好みで砂糖やはちみつを加えると美味しく召し上がれますよ。
どちらの方法も試してみてくださいね。
乾パンが固い理由
乾パンってなんども言いますが、硬いですよね。
子どもの頃もっと柔らかく作った方がみんな食べやすいのに…なんて思ってました。
実際に避難所などで「硬くて食べにくいから…」と受け取らない方もいらっしゃるようです。
ですが乾パンが硬いのももちろん理由があります。
ここでは詳しく説明していきますね。
乾パンが硬い理由は戦争という歴史が関係しています。
諸説ありますが、乾パンは昔日本が戦争をしていたため日持ちがして持ち運びに便利な食べ物の需要が高まったことから兵隊さんたちが持ち運びができて保存が効くパンが作られたのが始まりです。
そんなある時、戦地で兵隊さんの食料に困った際フランスから乾パンの援助を受けることになりました。
このことで乾パンの重要性を感じたので技術習得のためにヨーロッパへ...
その時ドイツ式の横長ビスケットからヒントをもらって「重焼パン」ができました。
開発した当時は7年半の保存を目標として開発されたのでギリギリまで水分を抑え、糖分や脂質を減らして作られたのだそうです。
そこから長い戦争の時代を経て改良され今の乾パンへ進化していきました。
戦時中、長持ちして持ち運びやすい食べ物にするために、これだけ硬く焼き上げる必要があったんですね!
豆知識
乾パンに氷砂糖が入っている理由は、乾パンが硬いので舐めながら食べると唾液の分泌が促され、水なしでも食べやすくなるからなんです。
氷砂糖が入ってるのは糖分の補給はもちろん、硬い乾パンを食べやすくする工夫でもあったんですね。
\ちゃんと準備してる?/
乾パン柔らかアレンジレシピ
非常時のために買っていた乾パンが賞味期限を迎えた時に美味しく食べきれるよう乾パン柔らかアレンジレシピをご紹介していきましょう。
フレンチトースト
材料
- 乾パン 100g
- 卵 1個
- 牛乳 150ml
- 砂糖 大さじ1
- バター 10g
作り方
- 卵・牛乳・砂糖を入れて混ぜます
- 1に乾パンを入れて冷蔵庫で一晩寝かせます
- フライパンにバターを入れ中火で熱します
- 卵液に漬け込んだ乾パンを焼いて完成
コツはとにかくしっかり漬け込むことです!
ホワイトソース缶でお手軽!乾パングラタン
材料
- 乾パン 80g
- 牛乳 100ml
- 玉ねぎ 1/2個
- ウインナー 4本
- ホワイトソース缶 1缶(290g)
- ピザ用チーズ 適量
作り方
- 牛乳に乾パンを約20分浸します
- 玉ねぎとウインナーを薄切りにします
- フライパンにバターを入れ中火で2をしんなりするまで炒めます
- 耐熱容器に柔らかくなった乾パンと3を盛りつけます
- 4にホワイトソースをかけピザ用チーズをのせます
- トースターで10-15分焼きます
- チーズに焼き色がついたら完成です
焼き加減はお手持ちのトースターによって変わりますので、焼き加減を確認しながら時間調整してくださいね。
フードプロセッサーで簡単!乾パン粉
番外編ですが、硬い乾パンを柔らかくする以外でも乾パンはパン粉として料理に使えますよ。
ぜひ試してみて欲しいのでご紹介しますね。
材料
- 乾パン 適量
作り方
- 乾パンをフードプロセッサーで粉々にする
とっても簡単!
これだけでフライのパン粉になります。
目の粗さはお好みで調節しください。
ちょっと粗いほうが食感が残ってサクサク感が増していいですよ!
\非常食に乾パンを是非!/
まとめ
今回は乾パンを柔らかくする方法をお伝えしました。
常温の水でふやけるのは驚きですよね?
もしもの時のために覚えておくととっても便利ですよ。
そしてアレンジ方法もたくさんあるのでローリングストックの時に厄介者扱いされていたご家庭ではこれからむしろ活躍しそうですね!
ぜひ試してみてください。