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カレイの卵の食べ過ぎは危険?栄養価は高いけど適量はどのくらい?

カレイの卵の食べ過ぎは危険?栄養価は高いけど適量はどれくらい?

 

カレイは淡泊な味の魚で、塩焼き・煮つけ・唐揚げなどにしても美味しいですよね。

私は特に卵が好きです。

 

子持ちカレイを見つけると、得した気分になります!

 

しかし、カレイの卵の食べ過ぎは危険!?という話を耳にしました。

卵好きな私としては、ショックです…

 

本当にカレイの卵の食べ過ぎは危険なのでしょうか。

 

そこで今回は、

  • カレイの卵の食べ過ぎは危険?
  • 栄養価は高いけど適量はどのくらい?

について、お伝えいたします。

 

 

カレイの卵食べ過ぎは危険と言われる理由

食べ過ぎは危険?

あんなに美味しいカレイの卵なのに…

なぜ食べ過ぎには注意しなくてはいけないのでしょうか?

 

カレイの卵に、摂取しすぎては危険なものが多く含まれている?

カレイの卵に多く含まれていると言われている物質を見ていきましょう。

 

プリン体が多く含まれる?

カレイの卵だけでなく、魚卵はプリン体が多く含まれていると言われています。

 

Twitterでも、

 

と、美味しいけどプリン体だよね~という声がたくさんあります。

 

実際に魚卵に含まれるプリン体を調べてみると、第1位は…

たらこ

で、100gあたり120.7㎎!

 

それでもプリン体の含有量が高い食品は、100gあたり200㎎以上のプリン体が含まれる食品のことを言うので、魚卵は世の中で思われているほどプリン体の多い食品ではないです。

 

カレイの卵のプリン体も、思っているほど気にすることはなさそうですね。

それでも食べ過ぎは、なんでも良くないですが。

 

 

ちなみにプリン体の1日の摂取量は、400㎎が目安となっています。

カレイの卵などの魚卵の中で1番多く含まれるとされているたらこでも、100gあたり120.7㎎です。

 

だいたいたらこ1腹が100gくらいだと言われていますので、3本食べても大丈夫な計算に…

私もたらこは大好きですが、さすが1腹で十分です。

3本も食べたら、塩分の摂りすぎのほうが心配になりますよね。

 

また、1日の食事の中で他にもプリン体を含むものはたくさんありますので、食べ過ぎには注意しましょう。

 

他にもカレイの卵などの魚卵は、コレステロールも高いというイメージですが、実際はどうなのでしょうか。

次に、カレイの卵のコレステロールについても見ていきましょう。

 

コレステロールが高い?

健康診断でコレステロールが高いと言われた知人は、「卵類は控える…」と言っていました。

大好きだった卵料理や魚卵などは控えているようです。

 

世の中でも、

 

 

と、魚卵=コレステロールというイメージがありますよね。

 

カレイの卵を含む魚卵の中で、コレステロール値が高いのが、

  • すじこ……510㎎/100g
  • いくら……480㎎/100g

となります。

 

ちなみに鶏の卵は、420㎎/100gですので、数字を見ると魚卵もコレステロールが多いように感じますね。

 

しかし朗報です!

食材に含まれるコレステロール値が体内のコレステロール値を左右するのではないということがわかりました。

最近は、鶏の卵も積極的に毎日食べよう!という流れになってきていますよね。

 

コレステロール含有量の多い鶏の卵を積極的に食べようという流れなのですから、カレイの卵などの魚卵もあまり気にすることはなさそうですね。

 

さらに!

2015年版の「日本人の食事摂取基準」で、厚生労働省はコレステロールの上限値を撤廃しました。

これは、上限値を決めるための根拠として用いる閾値(いきち)が観察された研究がないことが理由だとされています。

 

じゃ、いくら食べてもいいの?

と思ってしまいますが…

 

コレステロールの摂取上限値がないとはいえ、許容されるコレステロール摂取量に上限が存在しないことを保証するものではないことに強く注意するべきであると補足されています。

 

何事も食べすぎはダメですね。

なんでも腹8分目がいいようです。

 

 

カレイの卵は栄養満点だから捨てないで!

カレイの卵は栄養満点

プリン体やコレステロールも、それほど気にしなくてもいいカレイの卵。

栄養的にはどうなのでしょうか。

どのような栄養があるのか、見てみましょう。

 

子持ちカレイの栄養

子持ちカレイ全体の栄養を見てみると、

  • カロリー   429キロカロリー(1尾・可食部300g)
  • たんぱく質  59.7g
  • 脂質     18.64g
  • 炭水化物   0.3g

 

他にも、

  • 疲労回復やコレステロール値の低下などの作用があるタウリン
  • カルシウムの働きに関わり、骨などの健康に関与するビタミンD
  • 神経および血液細胞を健康に保ち、貧血の一種である巨赤球性貧血の予防にも役立つビタミンB12

も豊富に含まれていますよ。

 

また、カレイの卵だけに注目してみても、その栄養価は高いです。

次に、カレイの卵を含む魚卵の栄養についても見ていきましょう。

 

魚卵には、DHAが豊富!

魚卵には、DHAが豊富に含まれています。

 

DHAの働きと言えば、脳によい影響を与えると注目されていますね。

  • 脳年齢の若返り。
  • 学習能力の向上や認知症予防。

などに推奨されています。

 

これは子どもから高齢者まで摂りたい栄養素ですね。

 

他にも、

  • 循環器系や肝臓系の疾患予防。
  • がん予防。
  • 中性脂肪を下げる効果。

も期待できるという優れものです。

 

魚卵には、EPAも豊富!

魚卵には、EPAも豊富です。

 

EPAは、

  • 動脈硬化を予防する働き。
  • DHA同様、中性脂肪を下げる働き。

があると言われています。

 

中性脂肪を下げる働きがあるのは、私にとって嬉しい限りです。

 

そして、もう1つ豊富に含まれている成分があります。

それが…

 

魚卵には、アスタキサンチンまで豊富!

「アスタキサンチン?」と思った人も多いのでは?

私も聞いたことはありませんでした。

 

アスタキサンチンとは?

トマトの赤い成分リコペンや人参のカロテンなどは、「カルテノイド」と呼ばれ健康によいとされていますね。

アスタキサンチンも、同じ天然色素で「カルテノイド」の仲間です。

 

アスタキサンチンの効能は、

  • ビタミンEの500倍の抗酸化力があり、病気の引き金になる危険因子と言われている活性酸素をいち早く除去。
  • アイチエイジングや視力回復にも効果が期待。

だと言われています。

 

アイチエイジング?!と聞いたら、もう食べないわけにはいきませんね。

 

以上のように、カレイの卵を含む魚卵には栄養豊富なことがわかりました。

ぜひ、卵も食べてくださいね。

 

そんな栄養豊富なカレイの卵。

 

長芋と煮ても、美味しそうですね。

 

ただし、食べ過ぎはNG!

腹8分目、適量を心がけましょう。

 

まとめ

今回は、

  • カレイの卵の食べ過ぎは危険?
  • 栄養価は高いけど適量はどのくらい?

について、お伝えしてきました。

 

  • カレイの卵は、プリン体・コレステロールも危険なほど含まれてはいませんので、安心して食べてください。
  • 栄養価の高いカレイの卵ですが、食べ過ぎはなんでも良くありません。
  • 腹8分目、適量を美味しくいただきましょう。

 

カレイの卵の食べ過ぎは危険?と聞いてショックを受けていましたが、思っているほどプリン体やコレステロールの含有量は高くないのですね。

安心しました。

 

皆さんも、栄養豊富なカレイの卵を、捨てずに美味しくいただきましょう。

 

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