家庭料理の中でも難しいと思われがちなのが、子持ちカレイの煮付け。
ふっくらとした身に、卵のプチプチ食感、甘い醤油のこってり味は、ご飯のおかずや酒の肴にも最高ですよね。
しかし、いざ出来上がった子持ちカレイの煮付けの卵を口にしてみると…
「あれ!?生煮えっぽい!?コレ危険よね、食べていいの?」
実はカレイの卵の生煮え事件って、煮付けを作ったことがある人なら一度は経験したことがあるはずです。
ですが、安心してください!
子持ちカレイの煮付けを失敗なし・超簡単に美味しく仕上げるコツがちゃんとあります。
今回は、そんな子持ちカレイの生煮えの悩みを簡潔に分かりやすくまとめましたので最後までお付き合いくださいね。
\ お魚も今やサブスクの時代 /
子持ちカレイの卵が生煮えって危険よね?
- 明太子のような見た目に、ムニュとした食感
- 薄いピンク色で、プチプチ感がない
- いかにも半生のような色
匂いでは火が通っているかの判断は難しいので、上記のような見た目や食感で生煮えの状態を判断することができます。
かなり鮮度が良い子持ちカレイですと、少々の半生でも気にすることはないのですが、鮮度が落ちているカレイについては腸炎ビブリオ菌に感染している恐れがあります。
スーパーに売っている子持ちカレイがいつ獲れてお店に並んだかまではなかなかわからないもの...
生煮えの状態で食べてしまうと30時間以内に腹痛・下痢・嘔吐などの症状がでる可能性があると言われていますので、少しでも怪しいと感じた場合はその状態で頂くのは止めておきましょう。
しかし、だからといって半生を恐れて煮る時間を長くしてしまうと、カレイ本来のふっくらとした身がパサパサになってしまいます。
挙句の果てに煮崩れを起こしてしまった日には、テンションだだ下がりですよね。
そんな悩みを解消するために、ここでは3つの解決方法を紹介致します。
子持ちカレイの卵に火を通すコツは?
一般的なカレイの煮付けのレシピでは、煮る時間は8分~10分程と言われています。
しかし、子持ちカレイの場合は10分煮ても卵の中まで火が通っていないことが多く、逆に煮すぎると体内のコラーゲンが溶け出してしまい、パサつきや煮崩れを起こしてしまいます。
ですので、おいしい子持ちカレイの煮つけは長時間煮ればいい!という訳にもいかないのです。
さて、そんな子持ちカレイの卵についてですが、解決策はこちら!
- 卵の部分に何カ所か切れ目を入れる
- 竹串を何本か卵に差したまま煮る
- 卵だけ取り出し先に煮る
①は卵に火が入りにくい原因は卵を包む薄皮なので、その薄皮に切れ目を入れてしまうという方法ですね!
②の竹串を差して煮る方法も同様、卵の中まで煮汁が行き渡り熱も通りやすくなります。
身も卵もバランス良く火が通り、見た目も味も想像通りの煮付けが完成です。
それでもやはり半生が心配…という方は③の下ごしらえの地点で、カレイから卵を取り出し別に煮ていく方法がおすすめです。
こちらも①②と同様、切り込みなどを入れて煮ると、中までしっかり煮汁がしみこんで美味しい卵の煮付けができあがります。
カレイの身からは離ればなれになりますが、失敗の恐れもなく確実です。
基本の下ごしらえに、①②③の作業を追加するだけなので、誰でも簡単に子持ちカレイの煮付けに挑戦する事が出来ますね。
という方には番外編!
これはカレイの身をふっくら煮つけるという基本的なことはおいておいて、とにかく卵まで簡単に火を入れるためだけの方法です。
「カレイの切り身が隠れるくらいの煮汁で煮る!」
もはや茹でる状態ですが、煮汁が半分くらい減る頃には卵に火が通ってます。
”質より手抜き”派の方は試してみて下さいね。
ということで、知ってしまえばなんてことない子持ちカレイの卵に火を通すコツでした。
ぜひ、子持ちカレイが手に入った時にはお試しください(^^)
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子持ちカレイの卵は栄養満点!
「魚・魚・魚~、魚を食べると頭が良くなる~♪」
そんな歌が前に流行ましたが、実はその通り!
特に子持ちカレイの卵には素晴らしい栄養素が豊富に含まれているのをご存じでしたか?
- 集中力や気力の維持、神経の働きをよくしてくれるビタミンB12。
- 抗酸化作用、老化防止、解毒効果が期待出来るミネラルの一種セレン。
- 骨を丈夫にし、身体の免疫力を高めるビタミンD。
これにプラスして、タンパク質も豊富に含まれているので非常に栄養に優れている食材なのです。
子持ちカレイの卵が生煮えになるから、最近献立に並んでいなかったのであればもったいない!
今回ご紹介した子持ちカレイの卵に火を通すコツを実践してしてみて下さい。
勉強やスポーツを頑張るお子様、お仕事や家事を日々頑張るお父さんお母さん、元気を維持したいおじいちゃんおばあちゃん。
家族全員の健康を守るためにも、積極的に食卓に取り入れていきましょう!
まとめ
魚の煮付けは、家庭料理の基本中の基本だと言われております。
カレイの煮付けは成功したのに、子持ちカレイの煮付けは卵が生煮えで失敗してしまった!なんていう経験はよくあることです。
私も子持ちカレイに限らず様々な煮付けに挑戦してみたものの、失敗して落ち込んだ経験が何度もあります。
しかしちょっとしたコツを知ることで、躊躇していた子持ちカレイの煮付けも、今では簡単に作れるようになりました。
ぜひ、愛情と栄養たっぷりの美味しい子持ちカレイの煮付けを作ってみてください!
この記事が少しでも参考になって頂けたら嬉しいです。