おからパウダーとは、豆腐などを作るときにできる、大豆の絞りかすであるおからを乾燥させたもので、食物繊維を補い腸内環境を整える、満腹感を得られるため、ダイエットに良いなど、健康食品として注目されていますね。
このおからパウダーですが、開封後しばらく放置していたら、ムシがわいていたり、賞味期限が切れていた!という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は、開封後のおからパウダーの賞味期限や、冷凍保存でも常温保存でも長期保存も可能なの?
また、腐るとどうなるか?などの疑問についてお伝えしていきたいと思います。
目次
おからパウダー開封後の賞味期限は?
賞味期限とは、品質に変化が見られず、美味しいと感じられる期限のことを言います。
おからパウダーの賞味期限は、開封前か、開封後かによって違ってきますので、注意してください。
開封前
開封前であれば、常温保存でも2か月から半年程度、日持ちすると言われています。
しかし、メーカーによって異なりますので、商品に記載されている賞味期限を確認しましょう。
賞味期限:2か月から半年程度(常温)
常温…直射日光、高温多湿を避け涼しいく温度が一定である
開封後
開封後の場合は、冷蔵庫保存で1か月程度となりますので、早めに使い切ることをおすすめします。
おからクッキーやおから蒸しパンの他にも、小麦粉の代用としても使えますので、お好み焼など、いろいろ試してみるのも楽しいのではないでしょうか。
賞味期限:1か月程度(冷蔵庫)
おからパウダーは開封後冷凍で長期保存?
おからパウダーを開封後に長期保存するには、常温、冷蔵、冷凍、どの方法が1番いいのでしょうか。
ここでは、それぞれの保存方法について紹介していきます。
冷凍保存がおすすめ?
開封後冷凍すると、約2か月保存可能となりますので、冷蔵、常温より長期保存できます。
冷凍方法は、小分けにしラップに包んだおからパウダーを、冷凍用の保存袋に入れます。
このとき、できるだけ中の空気を抜くことを忘れないでくださいね。
この状態で冷凍庫に保管すれば大丈夫です。
この冷凍おからパウダーは、冷凍のまま煮物や炒め物に加えてもいいですし、冷蔵庫で自然解凍したあとハンバーグにしたりと、使いたいときにいろいろ使えて便利ですよ。
冷蔵庫保存でもよい?
冷凍よりも保存期間は短くなりますが、冷蔵庫に入れておけば、ムシの発生などを予防することができます。
この場合の賞味期限は先にお伝えした通り約1か月です。
冷蔵保存をするときは、密閉袋や密封容器に入れ、水分や湿気を抑えるために乾燥剤を入れることをおすすめします。
常温保存でも大丈夫?
おからパウダーによっては開封後も常温保存でも大丈夫と明記した商品がありますが、メーカーによっては冷蔵保存を推奨している商品もありますので、必ずパッケージを確認してください。
開封後のおからパウダーは、ムシやカビが発生する可能性が高くなりますので、すぐに食べるとしても冷蔵庫で保存する方が良いでしょう。
ここで言う常温とは、直接日光が当たらない、涼しく温度変化の少ない場所であることが条件となりますので、常温保存する場合は、このような場所に保管しましょう。
おからパウダーは腐るとどうなる?
未開封であれば、賞味期限から半年後でも大丈夫!という話を聞いたことがありますが、本当に大丈夫なのでしょうか?
これは、そのときの状態から自分で判断するしかありません。
ここでは、おからパウダーが腐った場合どうなるかお伝えしますので、食べられるか判断に迷ったら参考にしてください。
おからパウダーが腐ると、
- ダニ、シバンムシなどが発生
- カビ
- 固まった状態になる
- 変色
- 味が変になる
- 酸化した油のような香りがする
といった状態になります。
ダニやシバンムシは、熱を加えても死滅せず、体内に入るとアレルギー反応を起こすこともあり、大変危険です。
このような状態が見られたら、迷わず捨てましょう!
たまに、買ってきたばかりのおからパウダーに、茶色や黒いものが混ざっていることがありますが、これは、原材料に使っている大豆の種子の芽やへそと呼ばれる部分なので、腐っているわけではありません。
この場合はもちろん品質に問題ないので、黒いものが動かないかじーっと見て虫じゃないことチェックしましょう。
まとめ
今回はおからパウダーの未開封、開封後の賞味期限や保存方法、腐った状態について解説してきました。やはり冷凍で保管するのが、1番長持ちするようです。今回の記事を参考にしていただき、健康に良いと言われるおからパウダーを、無駄にすることなく、美味しく活用していきましょう。