どんなに注意して扱っていた食器でも、何かの拍子に欠けてしまった!という事はよくあることですよね。
実際に、欠けた食器はどうするのが一番良いのでしょうか?実は、欠けた食器の扱いに困っている方は意外と多いのです。
捨てずにインテリアとして再利用してみたり、リサイクルや金継を利用してみたりも考えたけれど、実際にどうやったらいいのか分からないという方も沢山いらっしゃいます。
今回は「欠けた食器はどうする?」をテーマに「処分する派」と「再利用する派」の意見、そして再利用方法などを紹介致します。
目次
欠けた食器はどうする?
以前、底が欠けたお皿を使っていたら、母に「縁起が悪いから捨てなさい」と言われたことがあります。
結局、処分はせずにお皿は鉢植えの受け皿になりましたが、意外と再利用出来るものなんだな~と感心したものです。
では実際に、他の家庭では欠けた食器はどうしているのでしょうか?
調べてみると、様々な意見が飛び交っておりました。
ここでは「処分する派」と「リサイクルで再利用派」の声をいくつか紹介したいと思います。
処分する派
「少しは迷うけど、使い続けるとみすぼらしい気持ちになってくるのですぐ捨てるようにしています」
「うちはすぐに捨てる派!子供や主人が知らずに触ってケガするかもしれないから。」
「自分のものなら良いけど、家族に欠けた食器を出したら嫁として失礼だと思う。」
確かに、お子さんがケガでもしたら大変ですよね。私の友人にも、欠けていたコップを洗っている時に突然割れて、大ケガをした方がいます。
処分する派では、やはり安全第一の意見が多く見られました。
リサイクルで再利用派
「花器にしたり、鉢植えにしたり、小皿などは玄関の鍵入れにしていますよ~」
「夫婦茶碗や、ペアのグラスやマグカップって、別の意味で縁起が悪い気がして捨てられないんです。」
「欠けた食器をためておいて、フラストレーションがたまったときに、庭で思いっきり叩きつけて割っています。
意外とスッキリしますよ!」花器や鉢植え、小物入れとして使うという意見が大多数でした。
3つ目の“わざと叩き割ってストレスを発散する方法”も、ある意味良い活用方法なのかもしれません(^^;)
一度試してみたい気持ちはありますが、近所の人に見られないようにしないといけませんね…。
欠けた食器の再利用(リサイクル)方法
では、欠けた食器を処分せずに再利用する場合、どのように使っているのでしょうか?
ここでは、いろいろな再利用方法についてお伝えしていきたいと思います。
インテリアやアートとして
ちょっと欠けた程度の食器なら100均などに売ってある苔玉やジュエルポリマーを入れ、観葉植物を植えるとおしゃれな鉢としてインテリアになります。
欠けた部分が見えないように、欠けていない面を手前にするといいですね!
他にも、
・キャンドルトレー
・花壇のしきり
・細かく叩いて、庭の一角に敷き詰めてアクセントにする
・アート作品として使用する
など、様々なアイデアがあります。
欠けた食器はケガをしないように、ヤスリや欠けた皿どうしでこすり角を丸くして使うことをオススメします。
金継
ずっと大切にしていた思い出の食器や、代々受け継がれた器など、どうしても処分できず再利用もしづらい食器ってどの家庭にもありますよね。
そんな時は「金継」という方法があります。
「金継」とは欠けたり割れたりした部分を漆でつなぎ、最後に金粉で蒔く修復方法です。
今では初心者の方でも挑戦できる「金継セット」があり、趣味の一環として金継を始められる方もいますし、子供向けに金継ぎ教室を開いている施設もあります。
家宝のような高価な食器はプロに任せるのが一番ですが、愛用していた湯呑みや茶碗など、自分で手間をかけて修復してみると食器により愛着がわいてきます。
ぜひ気になった方は、一度「金継」に挑戦してみてはいかがでしょうか?
リサイクル(グリーンライフ21プロジェクト)
割れたり欠けたりした食器を回収し、リサイクルして再利用する「陶磁器食器リサイクル」という取り組みがあることをご存じでしょうか?食器のリサイクル活動を積極的に推進し、その中心となって活動している団体が「グリーンライフ21プロジェクト」です。
簡単に活動内容を説明しますと…
・要らなくなった食器の回収
↓
・粉砕し再生原料を使って食器を作成
↓
・出来上がった食器の販売
この「資源循環のループ」を繰り返す事で、埋め立て処分される食器をなくしていこうとい活動です。
再生原料が配合された食器は割れにくく、陶磁器に関しては低い温度で焼成することができ、熱エネルギーを削減できるメリットがあります。
天然資源(粘土)を節約しながら、環境にも優しく食器の処分に悩まなくてOK。
私の地域にもあれば、すぐにでも利用したい取り組みです!
沢山の人々にこの「陶磁器食器リサイクル」の取り組みを知ってもらい、今後さらに日本各地に活動の輪が広がる事を期待しましょう。
もしかしたらお住いの地域で取り組みが行われている可能性もありますので、興味を持った方はぜひ調べてみて下さいね。
【グリーンライフ21プロジェクト】詳細はコチラ
まとめ
今回は「欠けた食器はどうする?」に関しての意見や、再利用方法、修復、リサイクルの取り組みなどを紹介いたしました。
欠けた食器の扱いについては様々な意見がありますが、人によって価値観や生活自体が違うので、それが正しいか間違っているかは正直判断できません。
しかし、花器や小物入れなどに再利用したり、金継で修繕してみたり、食器一つでも様々な楽しみ方が出来るので、興味があれば一度挑戦してみるのもオススメです。
ただ、欠けた部分でケガしないように、くれぐれも気をつけて扱ってくださいね!この記事が、少しでも参考になって頂ければとても嬉しいです♪