栄養たっぷりの豆乳は、今やスーパーの乳製品コーナーにずらりと並んでいます。
牛乳の代わりに豆乳をお菓子や料理に使うことも多くなりましたね。
しかし、豆乳が分離してしまってがっかりした経験はありませんか?
主には
- 料理に使用したら分離してしまった。
- そのまま保存していたら分離してしまった。
食べられるならモロモロと分離した状態から戻す方法があるといいのですが…
そもそも、なぜ分離してしまうのでしょう?
その原因と豆乳の分離を戻す方法があるのか調べてみました。
目次
分離した豆乳を戻す方法はある?
残念ながら、分離した豆乳を戻すことはできません...
やはり、分離させないようにすることがベスト。
後程、豆乳を分離させない方法についてお伝えしていきますが、逆に豆乳が分離する原理を利用した料理もあります。
こちらの記事も参考にしてみて下さいね。
分離させないコツについて...の前に、分離した豆乳もその原因によっては廃棄した方がいい場合があるのでそちらからまずお伝えしていきます。
豆乳は分離しても食べられる?分離の原因はなに?
豆乳の種類には成分無調整豆乳と調整豆乳があって、成分無調整豆乳は簡単にいうと大豆をしぼった汁ですよね。
そのため未開封で賞味期限内でも持ち運びではげしく揺らした衝撃で、豆乳の中の成分がかたよって分離してしまう場合があるんです。
そのような場合は飲むことは可能です。
その点、加工された調整豆乳は分離しにくいといえますね。
過熱や酸による分離
豆乳に多く含まれいるたんぱく質は60℃以上の熱を加えることによって、固まったり分離してしまいます。
このたんぱく質、お酢やレモンなど酸を加えても分離してしまいます。
もちろん、腐ったわけではないので見た目がイマイチとなりますが普通に食べられます。
この酸を加えることで凝固するという原理を利用して料理やお菓子に使用する人も多いんですよ。
冷蔵保存中に分離
開封後、冷蔵庫に入れておいても分離してしまったことはありませんか?
原因は、パックの注ぎ口を不衛生にあつかって菌が入ってしまったのかもしれないので、飲むのはやめましょう。
開封後の豆乳は、腐敗が早くて分離しやすいです。
メーカーの推奨は開封後「冷蔵保存でも3~4日以内に飲み切って下さい」ということになっています。
とはいってもコスパのいい1,000mlサイズだと3~4日以内に飲みきれなくて余りがちですよね。
実際にはどのくらいまで飲めるか試してみたので参考にしてみて下さい▼
常温、冷蔵保存ともに未開封でもなんらかの原因で菌が入ってしまうと分離したり、においや味がおかしくなります。
そんな時は賞味期限内でも飲んではいけませんよ。
ご自身の目と鼻でチェックしましょう!
豆乳を分離させないコツ!
豆乳ってぐつぐつ煮ると分離してきますよね。
豆乳を温めたことがある方は経験あるのでは?
せっかくの白いクリーミーな見た目が残念なことに...
分離させてしまいがちな「豆乳鍋」と「豆乳コーヒー」の場合で分離させないコツをみていきたいと思います。
豆乳鍋の場合
今、豆乳鍋用のスープがお店にズラリと並んでいます。
これからの寒い季節にはピッタリですね。
でも、わたしを含めみなさんも手作りの豆乳鍋を作ろうとして、分離させてしまった経験があると思います。
では、分離させないためにはどんな方法があるでしょう?
- 加工されている調整豆乳を使用すると無調整豆乳より分離しにくい。
- 豆乳を入れた後は、ふっとうさせないように火加減に注意する(調整豆乳でも分離します)
- 具材をだし汁だけで煮ている時、だし汁、豆乳400mlに対して小さじ2のベーキングパウダーを加える。
または、だし汁500ml、豆乳300mlにたいして小さじ4分に1の重曹を加える。
上記の3点に注意して作ってみましょう。
豆乳コーヒーの場合
豆乳鍋と同様、今流行りの豆乳コーヒー。
スタバなどのカフェではソイラテとして、とくに女性に人気ですね。
コーヒーにミルクの代わりに豆乳を入れたものです。
作り方はかんたんですからコストを考えれば、おうちで作るほうが経済的ですね。
でもやっぱり分離してしまってまずくなったりしませんか?
原因は無調整豆乳を使用したからでしょう。
無調整豆乳は熱を加えるとたんぱく質の成分のせいで分離してしまいます。
糖分がふくまれている調整豆乳だったらコーヒーに混ざりやすく、分離しません。
そしてほど良く甘くておいしくいただけますよ。
さらに、コーヒーの酸味の強さによってはたんぱく質が分離してしまうので、酸味の少ないコーヒーを選びましょう。
ちなみに、熱を加えなければ分離せず、夏にはおいしいアイスのソイラテが楽しめますね♪
まとめ
豆乳が苦手でも料理すればおいしく食べられるという人はたくさんいると思います。
でも、せっかく作っても分離してしまったらとても残念。
原因はわたしたちの体に不可欠な栄養素のたんぱく質だったんですね。
分離を戻す方法は難しいですが、分離しにくい方法を利用して色んな飲み方や料理に挑戦してみましょう!