そばつゆが関東と関西で違うのは、皆さんご存じだと思います。
カップ麺で関東風と関西風が売っていると、食べ比べてみたくなりますよね~。
食べ比べると、確かに味が違います。
そばつゆの関東と関西の違いは何なのでしょうか?
今回は、
- そばつゆの関東と関西の違いは?
- 違うのは出汁だけじゃなかった!
について、お伝えしていきます。
目次
そばつゆ関東と関西の違いは?
そばつゆ関東と関西では違いますよね。
では、実際どこが違うのでしょうか?
調べてみました!
そばつゆ関東は?
にんにん日曜 りるるんぱ⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
(∩'-'⊂)(∩'-'⊂)ニンニン(∩'-'⊂)(∩'-'⊂
真っ黒お出汁の関東そば ソイヤ🎵 pic.twitter.com/6Vt6a8AgVO— りるる (@marinepoco) July 10, 2022
関東のそばつゆは、色が濃く醤油が効いたかつおだしです。
濃い味ですね。
それに比べて関西は?
そばつゆ関西は?
黒い関東だしと、透明の関西だし。 量が多めで、声が総じて大きい関西そばが好き(´∇`) pic.twitter.com/mwYyqy23wo
— すきづきん@毎日stand.fm openAI狂 (@sukidukinn) January 15, 2020
関西のそばつゆは、色が薄く昆布だしをベースにかつおだしが入った上品薄味です。
このように関東と関西では、なぜ違いができたのでしょうか?
その理由について、次にお伝えしていきますね。
そばつゆ関東と関西の違いの理由は?
そばつゆの味が、関東と関西で違う理由は何なのでしょうか?
その理由には、歴史も関係しているようですよ。
その1 昆布の流通ルート
全国に流通している昆布の大半は、北海道産です。
江戸時代の物流の要であった北前船は、日本海側を経由して大阪、そして江戸というルートだったため、昆布はほとんど大阪で買われてしまい、江戸には入らなかったようです。
そのため関東では昆布だしが広がらなかったため、かつおだしがベースとなったようです。
その2 水の硬度の違い
水には軟水と硬水があります。
関東は関西よりも水の硬度が高いそうです。
硬水だと昆布だしではアクが強く出てしまいます。
その点、かつおだしは味がしっかりしているためあまり影響がありません。
しかしかつおだしだけではうま味が足りないため、醤油をブレンドしたのが関東のそばつゆです。
このように、流通・水の質の違いにより関東と関西のそばつゆには違いが生まれました。

しかし関東と関西の違いはそれだけではありません!
次にその他にもある違いを紹介しますね。
そばつゆだけじゃない関東と関西の違い!
関東と関西の違いは、そばつゆの他にもあります。
順番にお伝えしていきますね。
醤油
関東と関西では、醤油も違います。
関東で主流なのが濃口醤油。
色が濃く、しっかりした味付けに適しています。
関西で主流なのは淡口醤油。
色が薄く、香りが薄いことから食材の味を引き立てることができます。
この醤油の違いも歴史が関係しています!
きつねとたぬき
皆さん「きつねそば」と「たぬきそば」と聞くと、どのようなそばを連想するでしょうか。
関東と関西で、この「きつねそば」と「たぬきそば」にも違いがあります。
関東のきつねとたぬき
関東の「きつねそば」と「たぬきそば」は、
関東風きつねそば pic.twitter.com/wjmVfgF8Zv
— 那庫なこ@ふれってっど🎻 (@NFretted) October 14, 2022
▲きつねそば
#昼ご飯#ランチタイム#社員食堂 #たぬきそば#そば#サラメシ
今日の昼ご飯、火・木は麺の日と言う事で、社食のたぬきそば(関東風出汁/¥174)✨ pic.twitter.com/47nJKKQSFx— MG☁AIMの父@料理のお父さん🍳🔪 (@AIM21226757) December 22, 2022
▲たぬきそば
関東では、
- 油揚げがのっているのが「きつねそば」。
- 天かす(かき揚げ)がのっているのが「たぬきそば」。
ですよね。
では、関西のきつねとたぬきは?
関西のきつねとたぬき
関西では、
朝ドラの中で武志がお父ちゃんとたぬきそばを食べた!って言ってたけど
関西のたぬきそばは これ⬇️ pic.twitter.com/JcLcsUUPFG
— なちっこ (@LXTROTmtDzJZmFF) February 8, 2020
▲たぬきそば
関西では、「たぬき=そば」「きつね=うどん」であり、「きつねそば」「たぬきうどん」は存在しません。
関東で言われている「たぬきうどん」は、
#50音うどん『た』
【たぬきうどん】
これでもか‼️( "ºДº")ノ ザザー
ってくらいたっぷり天かすを入れた結果
汁が飲めないくらい
くどくなりました😂関西では
ハイカラうどんと呼ぶそうですね🤔「は」のうどんの時に
使い回したらごめりんこ😝 pic.twitter.com/VbORoxw2uB— 川上あゆみ🥳Hey元気を出せよ (@iinkai_kawakami) May 30, 2023
関西では、天かすが入ったうどんはハイカラうどんと言われています。
関東で言われている油揚げの入った「きつねそば」は、ハイカラそばと言うそうですよ。
年越しそば
年越しそばも関東と関西では違います。
関東の年越しそばは、
関東来て初めてのご飯は天ぷらそば!
関東風のお出汁初めて飲んだけどおいしー💕
そして海老天がでかい!😳 pic.twitter.com/k9E9OzUG6j— えふこ@NMLP青森大阪①②石川東京②③ (@nn_m_as) January 21, 2023
「エビの天ぷら」が主流です。
エビは背中が丸くなっても長く生きられるという健康面から、年越しそばの細く長くというところと掛け合わせ、ダブルで縁起を担ぐという意味で食べられます。
エビの天ぷらの他に、桜エビが入った天ぷらやエビと野菜のかき揚げをトッピングすることもあります。
それに比べて関西の年越しそばは、
年越しそば
関西はにしんそば pic.twitter.com/PAuKQCwt4f— しば子 (@shibako_clear_s) December 31, 2022
「ニシン」が主流となります。
主に京都がメインのようですが、ニシンというのは昔から保存食として重宝されていたようです。
さらにお正月のおせちにかかせない数の子は、ニシンの子です。
数の子だけを使うのではなく、その親のニシンも含めて縁起のよいものとして、年越しから年明けまで使われるようになりました。

関東と関西で、これだけ違うのは面白いです!
まとめ
今回は、
- そばつゆの関東と関西の違いは?
- 違うのは出汁だけじゃなかった!
について、お伝えしてきました。
ポイント
関東のそばつゆは、濃くしっかりした味のつゆです。
関西のそばつゆは、色が薄く上品な薄味です。
関東と関西では、そばつゆだけでなく種類や年越しそばにも違いがありました。
関東と関西のそばつゆの違いには、歴史や水が関係しているのも面白いですね。
関東・関西どちらに住んでいても、お互いのそばつゆを楽しめます。
自分はどっち派か?食べ比べるのも楽しいですよね。