アルミ鍋で揚げ物は危険？体に悪いという噂は本当なの？

揚げ物をしようと思ったとき、重たい天ぷら鍋を出すのが面倒で、いつも使っているアルミ鍋で揚げ物をしたくなりますよね。

しかし、アルミ鍋で揚げ物は危険だと言われています。

さらに、アルミ鍋は体に悪いという噂も聞きました。

アルミ鍋は、手軽に使用できる鍋なのでけっこう活躍しています。

そんなアルミ鍋が体に悪いと言われると、気になりますね。

そこで今回は、

について、お伝えしていきます。

アルミ鍋で揚げ物は危険な理由は？

軽くて扱いやすいアルミ鍋ですので、揚げ物にも使えたら便利だと思いますが、アルミ鍋で揚げ物が危険だと言われる理由は何なのでしょうか。

アルミ鍋は不安定

アルミ鍋の長所でもあるのですが、とても軽いです。

しかし揚げ物をする場合、アルミ鍋は軽いため安定しません。

しかも、片手鍋が多いため揚げ物をしているとき取っ手にぶつかると簡単にひっくり返ってしまいます。

揚げ物をしている鍋がひっくり返ったら、大やけどや火事になってしまいますよね。

一定の温度が保てない

アルミ鍋は、熱しやすく冷めやすいのも特徴です。

厚みが薄いため、熱伝導率が高く一定の温度を保つことが難しくなります。

アルミ鍋での揚げ物は、食材を入れるたびに油の温度が下がってしまいカリッと仕上がりません。

アルミ製のものが多い雪平鍋も揚げ物は危険だとか…

さらに、アルミ鍋で揚げ物は危険なだけでなく、体にも悪いという噂があります。

なぜなのでしょうか。

次にお伝えしていきます。

アルミ鍋で揚げ物は体に悪い理由は？

アルミ鍋で揚げ物は、安定しないことなどから危険であるとお伝えしました。

ではなぜ体に悪いと言われているのでしょうか？

それは、アルミが溶け出して体に悪いと言われています。

これを聞くと、怖いですね

アルミ鍋は融点が600℃と、他の鍋に比べて低い温度です。

ですので、アルミ鍋からアルミが溶け出しやすいと言われているのです。

しかし国立医薬品衛生研究所が主体で行った研究の結果、あらゆる調理でアルミ鍋を使用した場合、1日あたりのアルミ平均摂取量は、1.68㎎だと言われています。

この場合、1日3回・1週間、アルミ鍋で調理するとすれば、摂取量は35.28㎎。

JECFA規定の暫定的な1週間に摂取しても問題ないと言われている量が、体重1㎏当たり週に2㎎です。

体重50㎏の人だと、1週間の許容量は100㎎となりますので成人の人体への影響は少ないと考えられます。

揚げ物は高温になりますが600℃に達することはありませんので、アルミ鍋で揚げ物をしても体に悪いことはないでしょう。

以上のことから、

と言えます。

むしろアルミ鍋にはメリットもたくさんありますよ。

次にアルミ鍋のメリットを紹介していきます。

アルミ鍋のメリットは？

アルミ鍋での揚げ物は体に悪い？という噂について調べてみました。

現状では、はっきりとした結論が出ていないため、ネット上でもさまざまな意見があります。

しかし、神経質にならなくても良さそうな研究結果もありましたので、ここでアルミ鍋のメリットについてお伝えしていきます。

軽くて扱いやすい

アルミ鍋は、ステンレスや鉄鍋に比べて軽いです。

ですので、調理中に上げ下げがしやすくて便利です。

片手で持ちながら盛り付けできますもんね

しかし、衝撃に弱く傷つきやすいので注意してください。

価格がお手頃

アルミ鍋にもピンからキリまであるのでプロが使うような高価なアルミ鍋もありますが、一般的にお手頃な価格で購入できます。

鍋は安く済ませたいと思っている人におすすめです。

熱伝導率が高い

アルミ鍋は熱伝導率が高いので、お湯を早く沸かしたいときなど便利です。

煮る・沸かす・焼くなど、さまざまな料理に利用できますね。

ただし熱伝導率が高いため、料理が冷めるのも早くなってしまいます。

保温状態を保ちたいものや煮込み料理には、あまり向いていません。

手入れが簡単

アルミ鍋は、空気に触れると皮膜がつくられます。

この皮膜に覆われることによって、さびにくくなるという特徴があります。

さびにくいということは、お手入れも簡単！

毎日使うものですから、簡単に洗って片づけられるのは嬉しいですよね。

以上、アルミ鍋のメリットを紹介しました。

アルミ鍋は体に悪いという意見もあります。

しかし、日常生活上での危険は少ないようです。

アルミ鍋のメリットを生かして、使っていきたいですね。

まとめ

今回は、

について、お伝えしてきました。

アルミ鍋は軽くてお手入れも簡単です。

これからも使っていきたいと思いますが、揚げ物だけでなく火を使うときは十分に注意して料理しましょうね。